ヘア＆ライフ・ビューティ「ビギンボーテ」

お客さまの人生に、寄り添う自分でありたい。

私が髪を整える時、最も意識していること、それは時間です。
よく言われることですが、美容院を出た時は良かったけど、しばらく経ったら、、、

スタイリングが長持ちしたり、ご自身でまとめやすく収めたり。
美容師の仕事の出来不出来は目の前ではなく、
お客さまがお帰りになられ毎日を過ごされる時、真価を発揮します。

深く考えれば、お客さまがどのような時に、どのような方と会われ、どう立ち振舞われるのか。
それによって、どのようにスタイリングし、どのようにおまとめするかが決まるはずです。

美容師はデザイナーとして振る舞いすぎていないだろうか？
美容一族に育った私は、美容業界の歴史とともに成長させていただいた人間ですが、
最近特にそんなことを考えます。

昔の理容師は、お客様の生活にあった髪型を提案していた気がします。
それは、近所の馴染みのお客さんだからかもしれません。
美容室の中だけでなく、お客さまと同じ生活圏で、日頃から挨拶を交わしたり、
接していたからかもしれません。

でも結果として、お客さまの生活に合った髪を創れていたと思うのです。

髪の仕事はお客様の人生に寄り添うことだと私は考えています。
髪の健康も、オシャレも、その方にとって大切な瞬間も。。。

いつも美しく、生き生きと輝いていただきたい。
美容師にお手伝いできることはたくさんあると、私は思っています。